ヨミオとジュリエット
読売新聞土曜夕刊『週刊KODOMO新聞』に2006年4月1日から2010年9月25日まで連載された英語の学習を目的としたコーナーおよび漫画作品。
略称は『ヨミジュリ』。
連載開始から2007年4月7日までは漫画ではなくイラスト形式で掲載されていた。
2007年4月14日から隔週で2コマと3コマの交互で漫画編がスタートし、2008年4月5日から漫画が毎週3コマになった。
単行本化などはされていない。
横長のコーナーで、左上にタイトルがあり全体左側に英語の和訳などが載っていて右側に漫画が掲載されている。
漫画は横並びで左から順に読んでいく構成になっている。ふきだし内の文が英語で書かれていて、ふきだし外のセリフや擬音などは
日本語で記述されている。そのため英語部分を無視しても大体なら漫画の内容を把握できることもある。
タイトルは『Yomio&Juliet』と表記されている。読みは『ヨミオとジュリエット』。
タイトルの由来はシェイクスピアの悲劇『ロミオとジュリエット』と読売新聞を捩って付けられたものだと思われる。
ちなみにひちゃこ先生本人はこの漫画のことを「ヨミオくん」と呼んでいる。
漫画の内容
ヨミオが通う中学校にアメリカ人のジュリエットが転校してくる。クラスメートやヨミオの家族との会話を英語で紹介していく。
主な登場人物
ヨミオ
この漫画の主人公で中学2年生の少年。黒髪でサッカーが大好き。
ジュリエット
この漫画のヒロインでヨミオの家の隣に引っ越してきた、ヨミオと同年のアメリカ人の少女。金髪で青目。
タカオ
ヨミオのクラスメート。ぽっちゃり体型で眼鏡をかけている。食いしん坊で鉄道オタク。
ウリコ
ヨミオの妹。
タケル
タカオの弟。
2009年春、ヨミオたちが中学3年生に進級し『中3(受験生)編』がスタートした。
ひちゃこ先生が担当したのは作画とキャラ設定や漫画の展開などで、英語の内容に関しては新聞社のネイティブが担当した。
キャラ設定や展開などは読売新聞からの指定は特になくひちゃこ先生がかなり好き勝手に考えることができので、『ヨミオとジュリエット』の仕事は
楽しいと自身のブログで語っていた。
漫画の内容はひちゃこ先生が考えていたので、中にはひちゃこ先生が体験した実話が元ネタのものもあった。
作画はアナログで、着色はコピックで行われていたものと思われる。
『週刊KODOMO新聞』が土曜夕刊に新設されたのが2006年4月なので、新設とともにこのコーナーが始まった形である。
ちなみにひちゃこ先生はこのコーナーの連載前にもイラストなどを連載していた。読売新聞とは長い付き合いである。
夕刊掲載のため人目につきにくい漫画であったが「絵が可愛い」などの理由から結構人気があった。この漫画を見て絵柄を気に入りひちゃこ先生に
挿絵の依頼をした出版社があったほどである。そのため連載が終了したときは悲しむ声や単行本化を求める声が多かった。
キャラクターでは特にジュリエットの人気が高く、ジュリエットに萌えた人も多かった。
ひちゃこ先生にとって『ひちゃこのゲーム体験記』に次ぐ代表作と言って良い作品である。
ひちゃこ先生のブログでは、このコーナーにお便りを出した人に対しての礼状用のイラストが公開されている。